同窓会

卒業生を訪ねて

今回は英文学科17回生の度会さち子さんを訪ね、お話を伺いました。

~度会さんのプロフィール~
・短大卒業後から平成16年まで岐阜経済大学(現 岐阜協立大学)に勤務。
・大垣市男女共同参画推進室室長、大垣市男女共同参画推進連絡協議会会長を務める。
・岐阜県、大垣市、海津市、可児市等の男女共同参画推進事業に携わり、重要な役割を果たす。
 そして、長年の功績を称えられ
・令和2年度「男女共同参画社会づくり功労者 総理大臣表彰」を受賞。

ご自身が出産・育児をされていた頃は、産前産後・育児休暇も充実しておらず、その後、0歳児保育や留守家庭児童教室設置などにも尽力され、女性の社会進出のため、働きやすい環境を作る事にも取り組んでこられました。
コロナ禍で海外の女性首相たちがリーダーシップを発揮する中、日本がいかに遅れているかが如実に現れたと話す度会さん。
「これからの私たち女性は、どのような意識を持つべきですか?」の問いに度会さんは、即座に『考えること』と。
「自分は一人ではない。いろいろな繋がりの中に自分がいる。様々な角度から広い視野を持ち、社会を見、そして関心を持って考えること。いろいろな人たちと繋がり、学びあい、育てあい、教えあうことが大切です。」

度会さんがこれまで、そしてこれからも続けていきたい活動は、女性史の研究と俳句だそうです。
女性史の研究では岐阜県女性史の編纂、「岐阜県教育史」の執筆などにも携わられました。
俳句は40歳を過ぎてから始めて、10年の中断を挟んで退職後に再開。
「俳句は一人でもできるし、仲間でもできる。経験や自分の中から言葉を探し、じっと考える時間が必要であり、それが楽しい。」と語られました。

いろいろな人との交流が楽しいと話す度会さん。意欲的に活動されていて、凛としたお姿がとても素敵な先輩でした!…思わず時間を忘れて、お話に聞き入ってしまいました。