岐阜市立女子短期大学 学長挨拶

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岐阜市立女子短期大学
学長 畑中重光

“生きたいと思う人生を描き、これを実現する”

掲げた目標に向けて大学改革が始まりました。
岐女短の卒業生の皆様、こんにちは。令和3年4月に学長に就任し、早や一年以上が経過しました。一言ご挨拶申し上げます。

桃林同窓会会員の皆様におかれましては、全国各地、様々な分野で元気にご活躍されていることと思います。4月は、夢と希望に満ち溢れた入学生を迎え、その新しい風が、学内で新しいコミュニケーションの輪を拡げ、昭和21年創設の「岐女短」の伝統に、また一つ新たな歴史を積み重ねてくれることに期待しています。私も、卒業生、桃林同窓会の皆様によってつくられ今日まで発展してきた岐女短の歴史の重みに思いを馳せ、その責任の大きさを痛感しています。

さて、今日、人口減少、少子化による18歳人口の減少などの環境のもと、本学の志願者数は減少傾向であり、短大の舵取りは極めて厳しい状況です。本学では、令和2年12月に本学の今後の方向性を示す「岐女短ビジョン」を策定し、新たな教育目標として「社会において、一人ひとりが、生きたいと思う人生を描き、実現するために、次の3つの力『多様な価値観を許容する力』、『自分、身近な人、地域にとって何が必要かを考え、新たな価値を見出す力』、『共感と協調に基づく人間力』を涵養する教育を行う」ことを掲げています。

昨年度は、この岐女短ビジョンを踏まえて教育・運営体制を見直した結果、令和5年度以降の学科体制を現在の4学科から3学科へと改編することになりました。改編の主なポイントは、以下の通りです(別紙の添付資料をご参照下さい)。
・入学後一年時の前期は、学科全体を俯瞰する教育を、後期から専門領域の教育を行う。
・入学後からポートフォリオを活用し、学生一人ひとりに寄り添った教育を実現する。
・学科・領域を超えた幅広い学びを許容する。
・全学生に対しデータサイエンス教育を提供する。
・全学生が岐阜地域の概要を学習し、地域をフィールドにした専門実践学習を経験する。

引き続き、本学を取り巻く様々な風に真摯に向き合い、教職員、そして卒業生の皆様とも力を一つにして学生の教育と特色ある研究・地域貢献に向けて取り組み、魅力ある「岐女短」の新たな歴史を創りあげていきたいと思っています。
同窓生の皆様の思いを在学生に伝え、母校愛に満ちた学生を輩出することが学長の役割とも認識しています。是非、夢を追う後輩学生たちのために、今後とも温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、同窓会のさらなる発展と皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念いたします。